【撮影終了】映画『ハートボイルド・フィクション』【編集開始】

(2019.5.10)

  さまざまな状況や天候に悪戦苦闘しながら、出演俳優陣の協力の元、7日間の撮影を終え、休む間もなく編集作業に入っています。

 まずは、関係者の皆様、ありがとうございました。お疲れ様でした。

 撮影中のエピソードは…ありすぎて…、思うことも多々ありすぎて…、書き出すとキリがないので書きません。あんなこともこんなこともあらかたは墓場まで持って行きます。提示するのは「結果」だけ。

 とにかく『この条件で撮る』と決めて臨んだ以上、なにがあろうと『撮り切る』ことに注力しました。2018年の短編映画2本から「同じスタイルで長編を撮る」が今回の挑戦、いろいろ無謀なことは最初から承知のうえ。

 まずは、いろいろ無茶な撮影環境の中、誰ひとり怪我なく撮影を終えたこと、事務所様には、お借りした大切な俳優さんを無事にお返しできたこと…にホッとしています。

 

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 そりゃ、もっと時間があれば、もっとジックリと撮れたら、映画のクオリティは跳ね上がるでしょう。専任カメラマンをはじめとして技術スタッフを入れるほうが、そりゃいいに決まってます。そんなことは当たり前の話。「雨が降るかも」「想定外のことが起きるかも」なんてことも、想定外を想定内で考えなきゃいけないのが映画の現場。すべて含めた状況が、現在の自分に「与えられた条件」ということになる。

 「できること」と「やれること」は違う。正直、できることをやる時間がなかったという悔いは当然あるけども「やれること」を必死でやりきった7日間でした。タラレバはなし。今、手元にある素材が7日間の結果。すべてだ。

 そして、撮影終了とは「素材集め完了」という意味。クランクイン→クランクアップは、映画を作る作業の一工程に過ぎない。この素材からどんな映画に仕上げるか。映画を作る作業はここから。

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 今回はタイムリミットがあるのです、9月に上映会が決まっているから。逆算すると6月中には映画の完成と予告編等の宣材をあげる必要がある。果たして間に合うのか。。汗

 編集を始めると「あーここ、あとワンカット必要だった。」「こっち向きの絵がない!(あるけど使えないってこと)」「ここの画角、間違えたなぁ…」「ここで、カラ舞台撮っときゃ良かった」なんてことのオンパレードですが…。

 プロデューサーの立場としては、想定外の出費が重なり資金面も大汗ではありますが…。

  なにはともあれ、当分は、自宅ノートパソコンのメモリーと格闘しながら、隙あらばフリーズ攻撃に耐えながら、プラモデル造りに籠ります。

 2019年5月10日 神威杏次

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