【フランス道中記】『ムーンライト・ダイナー』ニース国際映画祭2022【神威杏次・坂本三成・萩田博之】

遂に、海外映画祭「現地参加」が実現

 2022年5月20日、現地時間10:20、神威杏次、坂本三成、萩田博之の3名が、南フランス・コートダジュール空港に降り立った。『ムーンライト・ダイナー』がノミネートされている、第10回ニース国際映画祭への参加のため。2021年、前作『スモーキー・アンド・ビター』から、多くの海外映画祭に選出されていたが、コロナ渦でのオンライン開催や、日本の水際対策(帰国後14日間の待機等)がネックとなり、なかなか実現していなかった「現地参加」が遂にかなった。

 

 

 21日の各賞発表・授賞式に先立ち、全日20日には会場併設の特設スクリーンにて『ムーンライト・ダイナー』が上映され、随所にあるコミカルなシーンでは外国人の方から爆笑が起こるなど、あらためて「映画は海を越える」ことを感じた神威組の面々。

 

歓喜の受賞

 個人賞にノミネートされていた、菅井玲、中川ミコら女優陣の参加はかなわなったが、神威杏次と共に現地に飛んだ坂本三成と萩田博之の男優陣二人が外国語映画部門の「最優秀俳優賞」「最優秀助演男優賞をそれぞれ受賞。同時開催の「第1回フィルムフェスト・インターナショナル・パリ」と併せ2冠受賞となった。

 

 

 前年の第9回ニース国際映画祭では、『スモーキー・アンド・ビター』で、神威杏次が最優秀監督賞を受賞しており、神威組としては同映画祭二年連続の受賞。

 

カンヌ国際映画祭に潜入

 映画祭終了後、数日、ニースに残った3名は、ちょうど開催中であるカンヌ国際映画祭を見学に。フィルムメイカー・パスを発行しフィルムマーケットにも潜入。

 

フランスでメディア出演

 また、レッドカーペット前で記念撮影をしていると、フランスのメディアに声をかけられ、急遽メディア出演が決定。まったくフランス語もわからないまま、勢いで収録をこなした。まさかの面白い展開は、旅の良い思い出話となった。

 

 

 すべての予定を無事に終えた三名は、昔ながらの建物が立ち並ぶニース旧市街を探索。「いつかこんなところで映画の撮影を…」と、夢を語った。

 

受賞記事

前年の受賞記事

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